【あらすじ】
兄との秘密の関係が続く中、理央は何事もないふりをして日常を過ごしていた。 かつては純粋に応援できていた兄の姿を、今は直視できない。 家の中だけだったはずの’甘え’は、いつしか学校にまで及ぶようになっていた。 「手伝ってくれ」――その一言を合図に、人気のない校舎の片隅で兄に求められる日々。 誰かに知られたらどうなるのか、不安は日に日に膨らんでいく。 そんな折、理央は2泊3日の林間学校へ。 友人たちとの屈託のない時間に束の間の安らぎを感じ、笑顔で帰宅した理央を待っていたのは ――数日ぶりの’飢え’を抑えきれない兄だった。 母親のいる家の中で、半ば強引に迫られる理央。 もう、限界だった。次こそは断ろう、と心に決めた ――はずだった。
兄との秘密の関係が続く中、理央は何事もないふりをして日常を過ごしていた。 かつては純粋に応援できていた兄の姿を、今は直視できない。 家の中だけだったはずの’甘え’は、いつしか学校にまで及ぶようになっていた。 「手伝ってくれ」――その一言を合図に、人気のない校舎の片隅で兄に求められる日々。 誰かに知られたらどうなるのか、不安は日に日に膨らんでいく。 そんな折、理央は2泊3日の林間学校へ。 友人たちとの屈託のない時間に束の間の安らぎを感じ、笑顔で帰宅した理央を待っていたのは ――数日ぶりの’飢え’を抑えきれない兄だった。 母親のいる家の中で、半ば強引に迫られる理央。 もう、限界だった。次こそは断ろう、と心に決めた ――はずだった。

